精神科看護野郎の日記

精神科看護の日常やためになる知識・情報の提供をしています。

トンデモ偉人伝

天才の偉人たちから学ぶことは非常にたくさんあると思いますけれど、そんな偉人たちがどんな功績を残したのか。それって世の中に色々出回っているので調べたらわかります。

ですが彼らは一体どんな人生を歩んできて、どんな人間だったのかも興味ありますよね。功績以外のこの人どんな人だったの?っていう興味です。

偉人とはいえやはり人間ですから失敗とか何してんのって突っ込みたくなるようなエピソードも多いのではないかと。

 

そんなことを思っていたら面白そうな本を見つけましたので紹介していきます。

 

「トンデモ偉人伝」(天才編)

 

発明家「エジソン」

エジソンって実は小学校を3か月で中退しているんですね。これは有名らしいんですけど私はそれすら知りませんでした。

普通に考えて小学校を3か月で退学するとかありえませんよね(笑)

親としては超ビックリ、うちのこホントやばいやつかもしれんと思って焦ったでしょうね。

火事

そんなエジソンが6歳の時に父親の納屋が火事になったらしいんですね。

その原因はエジソンでした。エジソンが納屋の近くでたき火をしていたら納屋に移っちゃったわけですね。

 

父親はもうぶち切れです。そりゃあそうですよね。

そんなぶち切れしていた父親に向かってエジソンは

「だって火がどんなことをするか見たかったんだもん」

とぬかすんですね。

これが好奇心旺盛すぎるがゆえのエピソードかと。

たぶんずっとそうやって生きてきたんでしょうね彼は。

ここでやってしまったと反省してもう二度としないすいませんでしたーっていう子は凡人のまま終わるんでしょう。

 

借金

エジソンは実験のためであれば費用など知ったことがという精神を持ってます。

当然借金をしながら研究していたのですが、取り立てが来ても

「俺は発明家だぞ。金のことなんか知らん。金のことに頭使ってたら気がおかしくなって死んでしまうだろ。いいんすかそれでも」

とか借金取りにいう訳ですよ。

頭おかしいですよね。

そんな逆切れ方法あるのって感じです。

「金のことをごちゃごちゃ言うのは脳の足らない資本主義者の戯言だ。気にするこたーない」

とか言ってたらから裁判所とか警察とかも頻繁に来てたんですって。

 

電気ショック

研究のためには時間も惜しまないエジソンはちょっと仮眠をとる以外はほとんど寝てなかったそうです。

睡眠時間を減らしたら実働時間は増えるから得やろー。どうせいつか永い眠りにつくんだから起きられるうちは起きてたほうがいいに決まっとるという考え方でした。

 

従業員にも厳しかったエジソンは「死体復活マシーン」という装置を設置し、居眠りしている従業員に電気ショックをかましていたらしいです。

かわいそうな従業員たちですね。

 

自分の名前を忘れる

エジソンは研究以外興味ありません。自分の名前すらどうでも良いのでしょうね。

ある時さすがに金を払いにいかないといけなかったので支払いに行ったのですが名前を聞かれても「わからん」と答えて結局その日は思い出すことが出来ずに支払いもできなかったとか・・・

ふと忘れることはあるかもしれませんけど、自分の名前ですよ?忘れます?

しかもその日のうちに支払い出来なかったってことは思い出そうとしても出てこなかったわけですからね。

何こいつ記憶喪失なのって思われたでしょうね。

 

妻に殺されかける

研究に没頭しすぎて帰りが遅くなったエジソンは家の鍵がしまっていたから、2回までよじ登ったんです。そしたら妻に拳銃で撃たれ、当たらなかったからよかったもののさすがのエジソンもこれには肝を冷やしたそうです。

というかよく結婚して妻をめとることができたなーこんな感じの性格で。

 

だいぶ狂っているエジソンでした。

 

作曲家「モーツァルト」

3歳で絶対音感を持つことがわかり、5歳でメヌエットを作曲。8歳で交響曲を書くという怪物的な偉人。

愛情への不安

これだけ音楽の才能に恵まれていたモーツァルトですが、音楽いがいで愛してもらえているのか常に不安を持っていた人なんですね。

なんども「僕のこと好き?」って尋ねまくったりしてらしいです。

愛着形成不足だったんですかね。

だいぶメンヘラチックな人だったようです。

 

うんこ大好き

下ネタだいすきおじさんのモーツァルト。

カノン「戦記を読むのは難しい」っていう曲を作曲しているのですが、ラテン語風のごろ合わせの歌詞で、全体を通すと「尻なめろ」って聞こえるらしいです。

従妹に手紙でも「今日はこれからあとはクソするつもりだよー」とかそんな文章を送ったりしまくっていたとか。

だいぶ性向がやばい人だったようですね。

 

数学者「アインシュタイン」

実は劣等生だったアインシュタイン

無口でおとなしく言語的な発達は皆無。

物理と数学以外は一切興味なし。

そんなアスペルガーチックな(というか完全にアスぺ)アインシュタイン

 

計算ミスが多い

え・・・天才数学者なんじゃないのって思うぐらいに簡単な計算ミスが多かったらしいですね。

でも難解な問題はちゃんと解答してみせる。

先生に「思え普段あほなのになんでこんな難しい問題できんの?」

って聞かれて

「鼻が利くんだ」

って答えたらしいですね。天才感が漂ってますねー

 

健康管理とかめちゃくちゃ

髭はそらない、たばこは吸う、睡眠は不規則、飯も適当に好きな時間に好きなものだけを食べる。

菓子の包み紙をみたらそれに計算し始める完全なる数学バカ。

アインシュタインは2回結婚しているけど2回ともダメだったらしい。

女側も一回同棲生活とか経てから結婚したらだいぶやばいやつだって分かっただろうに。

2回結婚できたのが逆にすごいですね。

 

哲学者「ソクラテス」

無知の知で有名なスーパー天才哲学者ソクラテス

 

めちゃくちゃ不細工

実はソクラテスってめちゃくちゃブサメンだったらしいです。

ギョロギョロした目。低い鼻は上を向いていてブタ丸出し。ハゲててしかもデブ。

服も一着しかもっておらず靴も履かない、裸足のおっさん。

ただの浮浪者ですね。

外見は完全に終わっていたようですが、ソクラテスの話術は天才的で町の至る人に声をかけていたけど誰も不快に思わずむしろ好意的に見られていたらしい。

 

最期は死刑

これだけ偉大な人物であるソクラテスの最期は死刑なんですね。

道行く人々に声をかけては哲学を教えていたソクラテスでしたが、色々と吹き込むことがお上には面白くなかったようで、ソクラテスが青年どもを堕落させている、あいつは重罪だとつかまってしまうんですね。

裁判にかけられ「ふざけんなむしろ社会貢献してるんだって」と言うのですが、裁判官もなめられてらいかんと死刑を求刑。

死刑に使われる毒ニンジンをさらっと飲み干して死んでしまったとのことです。

友人たちには脱走するようすすめられていたけど、自分の使命から逃げることと脱走は同じことだと頑なに譲らなかったんですね。

崇高なお方でした。

 

 

他にもいろんな偉人たちの様々なエピソードが詰まっている1冊ですので、おすすめします。

偉人たちってやっぱりどこか変な人であることが多いですね。

非常に面白かったです。